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そんな、すがすがしい季節になってきた。
若葉が芽ぶく様子は、以前のことはすっかり忘れて、
新たな旅立ちとなるような、そんSEO香港なイメージと重なるところがある。

『源氏物語』は、様々な季節感と人の心情をたくみに絡(から)めて
ストーリーを展開していたりする。
『源氏物語』は全部で五十四帖で構成されているが、
その三十三帖に当たるのが「藤の裏葉(うらば)」の帖。
この帖も、言うに及ばず、たくみに季節感とに絡めた心情を表現している 。

簡単に、この帖のストーリーの一部を紹介すると、
「数年前に、夕霧(男) と雲居の雁(くもいのかり=娘) の恋を無理に裂いた内大臣だったが、
この二人の恋が、しっかりと続いている様子を見るにつけ、
いつかは自分が折れなければならないだろうと思いつつ、日が過ぎて行った。
二人の仲を認め、修復を決意をして、管弦の宴を催すことにした。
そして、夕霧に誘いの手紙を出す。

「わが宿の藤の色濃き黄昏に たづねはこぬ 春の名残を」
(わが家の藤が咲いております、お訪ね下さいませんか、春の名残のこのときに、、)
この宴に夕霧を誘い、雲居の雁との恋愛関係を認め、
夕霧との関係を修復する。」

若葉の季節は、そういった以前のすべてを新たにする季節でもある。
紫式部が、若葉數學補習 の頃という季節感と内大臣の修復の姿勢と絡めているようだ。
今日の国際情勢を見ると、隣国に当たる国々は、
なかなか一筋縄でいかないお国柄。

今日の新聞記事に、ブリュッセルでの会見で、
「首相が、日中首脳会談に意欲」という記事が出ていた。
内大臣の如くに「関係修復」は、どう考えても難しそうだ。